伝統的=国際的?!
February 26, 2009Post language: <日本語>
2009/1/28
「最も伝統的なものは、最も国際的である。」
1月28日@ICU-
体育科教師として、ICUで教えておられる近藤洋子先生にお話しを聞きました。
2008年夏にルワンダで開催された、Pan African Dance Festivalについて。
そこには、アフリカ、日本、中国からダンスを披露しに来た、団体が集まり、互いの民俗舞踊を発表しあったのだそうです。そこで、近藤さんは、「庶民の伝統芸能が国際交流を果たした」と言われました。
民俗舞踊とは、地方の村やアイヌ民族などが古くから踊っていた芸能の事を言います。
お祭りの中で踊るようなもの・・・と言えばわかりやすいでしょうか?
庶民を苦しい生活から救い、ひと時、夢中にさせるものだったようです。
なんで、民俗舞踊が国際交流を果たしたのか?
それは、「最も伝統的なものは、最も国際的である」という先生の言葉が語っています。
民俗舞踊は、日本で有名な能や歌舞伎の源流となった、最も基本的なもの。
そのような舞踊の源だからこそ、庶民の踊りだからこそ、他の国の踊りと共通する点があり、互いの踊りを観合ったり、教え合ったりする中で、国際的な交流ができたそうです。
しかし、日本では、民俗舞踊は能や歌舞伎などの公式な芸能の影にかくれ、今は、継承の危機にあるものらしいのです。でも、また能や歌舞伎と違って、誰でも参加できる、誰でも踊れるのが民俗舞踊だからこそ、良いのです。
でも、日本の「伝統」が「国際的」だという事を聞いて、なんだか嬉しくなった自分がいました。
自然、先住民族文化、農業、芸術・・
これらに最近ひかれるのは、そこにもある「源流」なのかもしれない。この高度な技術社会において、小さいように見えて、すべての始まりとも言えるそれらのものは、「あたたかい」感じがします。
*日本の民俗舞踊は、今年の9月に無形文化財に指定される予定


